入選 北村友理〈不詳の人々〉


作品解説
たくさんの人が流れるように同じ方向に向かっているとき、まるで自分は人という記号のようだと感じることがある。何者でもない記号の瞬間、わたしの輪郭は消え、人々と無限につながっているような錯覚を覚えた。そんな他者との境界についてすこし考えてみたい。
作品詳細
- 制作年
- 2016
- サイズ
- 60×84
- 使用画材
- 高知麻紙、膠、墨、胡粉、雲母、水干絵具
たくさんの人が流れるように同じ方向に向かっているとき、まるで自分は人という記号のようだと感じることがある。何者でもない記号の瞬間、わたしの輪郭は消え、人々と無限につながっているような錯覚を覚えた。そんな他者との境界についてすこし考えてみたい。